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注染へのこだわり

注染の工程

① 糊置き(のりおき)

晒し上がりの生地を糊付台の上に敷き、型を生地の上にのせます。
その上からヘラと呼ばれる道具を使って防染糊(ぼうせんのり)という染料を通さない特殊な糊を均一に伸ばし付けていきます。

くり返し

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「板場(いたば)」 と呼んでいます。

糊置き・生地の折り返しは相当の技術が必要な作業で、その後の染めにも影響するとても重要な工程です。その工程を行う場所を「板場(いたば)」と呼びます。生地はロール状で、糊を置くごとにジャバラに折り重ねていきます。1ロールにつき十数枚のジャバラがおられます。

②そそぎ染め

糊置きされた生地を染め台の上に置き、防染糊を絞り出して「土手(どて)」と呼ばれる囲いを作ります。土手からはみ出ないように染料を注ぎ、下からポンプで吸い取りながら生地を染めていきます。

表と裏と2度染色します。

防染糊で土手(どて)をひく作業は、図案を確認しながら慎重に。専用道具である 「薬灌(やかん)」 を使用することから、染めの職人を 「紺屋(こうや)」 と呼んでいます。

下からポンプで勢いよく染料を吸い取ります。調整は足元のペダルで。裏面にもこの作業を繰り返し、表裏のない注染染めができあがります。

③水洗い

染め終わった生地は、水洗い場へ。型置きでのせた糊、余分な染料などを洗い流します。

長い洗い場で泳がせたり、振って洗ったりと機械や人の手で、生地を洗っていきます。この作業に携わる職人を「水元(みずもと)」 と呼んでいます。

④立干し(乾燥)

十分に水洗いの終わった生地を脱水して、天日乾燥や室内の乾燥設備で乾かします。乾燥が終わると注染の工程が完了です。

職人が空高く組まれた梁(はり)の足場まで反物を持っていき、反物を丁寧に梁にかけていきます。自然光と風で優しく反物を乾燥させています。

乾いた反物は、回転するローラーを使って、一枚一枚ロール状に巻かれていきます。手ぬぐいのモトとなる反物が完成です。
これを手ぬぐいサイズにカットして綺麗に包装したものが商品として店頭に並びます。

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