もくじ
馬と百合が織りなす物語
日本の伝統的な染めの技法である注染(ちゅうせん)によって、四季折々の情景や物語を表現してきた手ぬぐい。JIKAN STYLEでは、古き良き日本の文化を大切にしながらも、今を生きる人々の暮らしに寄り添うデザインを提案しています。
今回ご紹介するのは、2025年秋の新柄「百合駆ける」。
その名の通り、百合の花と駆ける馬を大胆に描き出したデザインです。静と動、強さとしなやかさ、伝統とモダン。
そのすべてを込めたような手ぬぐいに仕上がりました。
「百合駆ける」という名前には、二つの意味が込められています。
ひとつは、大地を駆け抜ける馬の躍動感。古来より馬は力強さや生命力の象徴とされ、戦国時代には勝利祈願の存在としても大切にされてきました。その力強い姿は、現代の私たちにとっても挑戦や前進をイメージさせてくれます。
もうひとつは、百合の花が持つ気品と純潔の美。真っ直ぐに咲く百合は、清らかさと同時に堂々とした存在感を放ちます。その花言葉は「純粋」「無垢」だけでなく、「威厳」や「誇り」も含まれています。
この二つが組み合わさることで、しなやかに、力強く生きる姿を投影するような一枚となりました。
デザインのこだわり
「百合駆ける」は、JIKANSTYLEならではの注染技法を活かしたダイナミックなデザインが特徴です。
馬のシルエットは躍動感あふれる曲線で表現され、布の余白を走るように描かれています。
百合の花は大きく、凛と咲く姿を中心に据え、花弁の陰影を注染ならではの“にじみ”で美しく表現。
配色は落ち着きのある紺を基調にしながらも、百合には爽やかな水色を残すことで、力強さの中に清らかな印象を。また、ゴールドのようにもみえる黄土色は高貴なイメージを与えています。
見る人によっては、馬が風を切り裂き、百合がその軌跡に舞うようにも感じられるでしょう。動きと静けさのコントラストが、まさに布の上で息づいているよう。
暮らしに溶け込む一枚
手ぬぐいは、暮らしの中で自由自在に使えるのが魅力です。「百合駆ける」もまた、日常にそっと寄り添い、ふとした瞬間に心を和ませてくれるでしょう。インテリアに:タペストリー棒にかけて壁に飾れば、一気にお部屋の雰囲気を引き締めるアートピースに。馬の力強さと百合の清楚さが空間を彩ります。
実用的に:ハンカチ代わりに持ち歩いたり、キッチンクロスとして使ったり。吸水性がよく乾きやすいのも手ぬぐいの強みです。
ラッピングに:ワインボトルや贈り物を包めば、ちょっとしたギフトがぐっと華やかに。相手への気遣いやセンスが伝わります。
アウトドアに:首に巻いて汗を拭いたり、日差しをよけるスカーフとして使ったり。外でのアクティブな時間にもぴったりです。
注染手ぬぐい「百合駆ける」
─ 柄コンセプト ─
百合…7月の花
午…7番目の干支
午は馬を意味し「物事がうまくいく」
「幸運が駆け込んでくる」として
縁起が良いとされています。
JIKAN STYLEの手ぬぐいは、ただの日用品ではなく、日々を豊かにする小さな芸術作品。暮らしの中で使い込み、味わいを増していくその過程もまた、楽しみのひとつです。
あなたの毎日に寄り添い、背中を押してくれるような一枚として、ぜひ「百合駆ける」をお手に取っていただければ幸いです。

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